茨城県桜川市本木の雨引山楽法寺(雨引観音)で2025年4月13日(日)午前11時から、「マダラ鬼神祭」が行われます。

馬にまたがるマダラ鬼神=桜川市本木
室町時代の兵火で伽藍が消失した際に、白馬にまたがったマダラ鬼神が出現し、鬼たちを使って再建したという故事にちなんで、鬼神らに感謝をささげるために江戸時代初期から続いているという、歴史ある行事です。
京都・太秦の広隆寺の「摩多羅祭」とともに日本二大鬼祭に数えられ、毎年茨城県内外から大勢の人が訪れます。
「マダラ鬼神祭」は4月13日午前11時に打ち上げ花火の合図で開幕。鬼たちを従えたマダラ鬼神が、薬医門から本堂へ続く145段の石段を馬に乗って一気に駆け上がります。
その後に古式ゆかしい、かみしも姿の侍や稚児の行列が続きます。境内で僧侶が護摩をたき、マダラ鬼神らは力強い太鼓の音に合わせ、炎を取り囲んで勇壮な鬼踊りを披露、さらに49本の破魔矢を天空に向けて放ちます。