地域別

【データで見るとりぷれ】エリア人口は155万人、最多は群馬県太田市 40年で最も減少した市町は? 



群馬県、栃木県、茨城県の3県境エリアを対象としている「とりぷれ」。2020年現在で155万人が住むこのエリアを詳しく知るため、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」を基に、とりぷれエリアの人口推移や各市町の人口をまとめてみました。

とりぷれのエリアは?

とりぷれエリアは、群馬県の桐生市、太田市、館林市、みどり市、大泉町、邑楽町、千代田町、明和町、板倉町(9市町)、栃木県の足利市、佐野市、栃木市、小山市、野木町(5市町)、茨城県の古河市、筑西市、結城市、下妻市、八千代町、境町、五霞町(7市町)。

エリア全体の人口は155万人

まず、エリア全体の人口は2020年度時点で155万2538人。このうち群馬県分は55万7853人、栃木県分は60万8102人、茨城県分は38万6583人となっています。

とりぷれエリアの人口推移

エリア全体の人口は1980年度時点では150万3741人。その後の20年間は増加を続け、2000年度時点で164万8963人と約10%(14万5222人)増加しました。しかし、その後は人口減少に突入。20年間で約6%(9万6425人)減少しています。

人口最多は群馬県太田市

市町ごとに見ると、2020年度時点で最も人口が多いのは群馬県太田市(22万3014人)で唯一の20万人超え。太田市はとりぷれエリアの自治体で唯一、40年間にわたる調査のたびに人口増加を続けており、1980年度の17万5381人から約27%(4万7633人)の増加となっています。

2020年度時点の市町別人口

1 群馬県 太田市 223,014人
2 栃木県 小山市 166,666人
3 栃木県 栃木市 155,549人
4 栃木県 足利市 144,746人
5 茨城県 古河市 139,344人
6 栃木県 佐野市 116,228人
7 群馬県 桐生市 106,445人
8 茨城県 筑西市 100,753人
9 群馬県 館林市 75,309人
10 茨城県 結城市 50,645人
11 群馬県 みどり市 49,648人
12 茨城県 下妻市 42,521人
13 群馬県 大泉町 42,089人
14 群馬県 邑楽町 25,522人
15 栃木県 野木町 24,913人
16 茨城県 境町 24,201人
17 茨城県 八千代町 21,026人
18 群馬県 板倉町 14,083人
19 群馬県 明和町 10,882人
20 群馬県 千代田町 10,861人
21 茨城県 五霞町 8,093人
合計 1,552,538人

栃木県小山市は40年間で31%増加

次いで、小山市(16万6666人)、栃木市(15万5549人)、足利市(14万4746人)と栃木県内の自治体が並びます。小山市は、1980年時点では栃木市(16万8423人)、足利市(16万5756人)よりも少ない12万7226人でしたが、2005年度の調査時点で足利市を抜き、2010年度調査で栃木市を抜いています。1980年度から2015年度調査まで増加が続き、2020年度調査ではわずかに減りましたが、40年間で31%(3万9440人)の増加となっています。

茨城県内では古河市(13万9344人)が最大。古河市も2000年度まで増加を続け、最大14万6452人の人口となりましたが、その後減少に転じています。

1980年度比の割合で最も人口が増加したのは栃木県野木町です。1980年度は1万6454人でしたが、2000年度までに一気に1万220人(62%)増加。その後減少に転じたものの、2020年度時点で2万4913人で、1980年度比で51%増加しました。

群馬県桐生市は40年間で4万人減

一方、40年間で最も人口が減少したのは、群馬県桐生市。1980年時点では14万7744人の人口でしたが、減少が続いており、2020年度時点では10万6445人と28%(4万1299人)の減少となっています。

2000年度以降では、人口が増加したのは群馬県太田市、栃木県小山市、群馬県大泉町の3自治体のみ。その他の自治体は一様に減少しています。

 

日本全国で人口減少が叫ばれる中、「とりぷれ」は身近なグルメ、イベント、子育てなどの情報発信を通して地域活性化を図っていければと考えています。今後ともよろしくお願いします。


特 集

feature


特集一覧を見る