栃木県佐野市の田沼地区で「田沼初午祭」として親しまれている一瓶塚稲荷神社の初午祭が3月8日(金)~10日(日)の3日間、開催されます。市外からも多くの参詣者が訪れる人気行事で、今年は5年ぶりに歩行者天国が復活します。
3日間で200店以上が出店
一瓶塚稲荷神社(「いっぺいづかいなりじんじゃ」と読みます)は東武佐野線の田沼駅からほど近い、田沼地区の市街地にあります。地元の人からの信仰が厚く、由緒ある神社だそうです。
初午祭は江戸時代初期から続く伝統行事。首都圏からの参詣者も多く、コロナ禍前までは毎年、数万人の人出でにぎわっていました。
「初午祭」という行事自体は各地の神社で行われていますが、3日間にもわたって、200店以上もの露店が出る初午祭はそうそうありません。田沼の初午祭はなぜ、こんなにも大規模なのでしょうか…?
名物は「しんこまんじゅう」
佐野市あそ商工会によると、今年は5年ぶりに神社周辺の道路が歩行者天国となり、およそ220店の露店が出店する予定です。
お祭りの雰囲気を味わうのはもちろんですが、露店や周辺の和菓子屋さんで販売される名物の「しんこまんじゅう」を忘れてはなりません。
うるち米を乾燥させた上新粉の生地で餡を包んだお饅頭で、名前の「しんこ」は「新粉」、一瓶塚稲荷神社への「信仰」に由来するといわれています。
しんこまんじゅうを食べると無病息災になるとの言い伝えもあります。田沼地区に春の訪れを告げる初午祭。地元住民ではなくても、足を運んでみたくなりますね。
会期:3月8日(金)~3月10日(日)
時間:9:00~19:00(8日は10:00~19:00)
場所:一瓶塚稲荷神社(栃木県佐野市田沼町1404)
詳細:佐野市あそ商工会ホームページ内(http://www.aso-shokokai.net/calendar/37)