東京・浅草の浅草寺境内で7月9~10日に開かれる恒例の「ほおずき市」を前に、茨城県古河市仁連の三和園芸(鈴木隆社長)で、ホオズキの出荷作業がピークを迎えています。
ほおずき市の露店で売られる鉢植えのホオズキは、同市の旧三和地区にある農家2軒がその多くを栽培、供給しています。
三和園芸ではスタッフらが7月3日、親株から取った根を発芽させ半年かけて育てたホオズキの実の付き方や色づきを一つずつ確かめながら、出荷用の鉢に移し替える作業に追われていました。
鈴木陽大農場長(41)は今年のホオズキの出来について「たくさんの水やりが必要で、作るのに手間はかかるが、雨やダニの被害は抑えられ、よく育った」と太鼓判を押していました。

出荷準備が進められている鉢植えのホオズキ=古河市仁連
ホオズキは市の前日に浅草寺境内へトラックで運び込みます。今月は市内の雷電神社(同市雷電町)など、関東周辺で開かれる複数のほおずき市でも販売される予定です。