「ミニ四駆」とアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)。30~50代の方なら、子どものころ夢中になった記憶があるのではないでしょうか。誰もが、完成した姿を想像しながら作ったことでしょう。40代の筆者もそのひとりでした。今回は、茨城県八千代町菅谷の「模型屋 ホビーズJIN」を訪ねました。
所狭しとアイテムが並ぶ店内!
店内には、数えきれないほどのミニ四駆やガンプラ、戦車、飛行機などのプラモデル、工具や塗料、エアガン、ミニカーなどが所狭しと陳列され、模型好きにはたまらない空間が広がっています。
店長の沢木智仁さん(51)によると、20代以下のお客さんは意外と少なく、30~50代で子どものころ好きだったミニ四駆、ガンプラを目当てに来店するお客さんが圧倒的に多いとのことです。
ホビーズJINは、2013年7月にオープン。模型店としては比較的新しく、商品も2013年以降のモデルを販売しています。
ミニ四駆は1000円前後で、沢木さんによると、特に人気がある商品は「アバンテMk.Ⅲ アズール クリヤースペシャル(ポリカボディ)」と「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)(MSシャーシ) ブラックスペシャル」、「フェスタジョーヌ」、「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)(MSシャーシ)」とのことです。
毎月第3日曜にミニ四駆大会
毎月第3日曜日には、ミニ四駆大会を開催していて、店内には幅3メートル、奥行き8メートルのコースがあり、約40人が参加しているそうです。参加者がレース前の準備に使用するピットスペースが屋外にあるため、雨天の場合は中止となります。
沢木さんは、お客さんからミニ四駆のボディを塗装してほしいとの依頼を受け、これまでに約6600台も塗装したそうです。料金は1台500~1000円で、見る角度によって色が変わるマジョーラ塗装は1台1000円とのことです。マジョーラ塗装をしたミニ四駆やばいきんまんのフィギュアも見せてもらいました。普段、見慣れたばいきんまんも、紫や緑などに輝き、ひときわゴージャスに見えます。
ガンプラは、おおよそ600~10000円で販売していて、一般的に流通しているモデルは1000~2000円とのことです。特に人気がある商品は「RG RX-93-v2 Hi-ν ガンダム」。取材当日は、全国的にも品薄状態という「PG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ」も販売していました。
3カ月に1回プラモコンテスト
ホビーズJINでは、3カ月に1回、プラモコンテストを開いていて、キャラクター系と車系のコンテストを交互に開催しています。プラモデルの制作に自信がある方は出品してみるのもいいですね。
沢木さんは、30歳の時に模型店の開店を決意。その後10年間構想し、ホビーズJINを40歳の時に始めました。開店当初の2013~16年ごろまでは、模型店とアルバイトを掛け持ちし、模型店の仕入れ代はアルバイト代で支払っていたとのことです。
沢木さんは「プラモデルを楽しんでもらうのが一番。お客さんの要望にできる限り応え、来てよかったと思ってもらいたいです」と来店を呼び掛けています。
住所:茨城県結城郡八千代町菅谷691-5
電話:0296-54-6656
営業時間:12:00~18:00(火曜日15:00開店あり)
定休日:月曜日
ホームページ:https://www.hobbys-jin.com