小山市

小山市の間々田八幡宮で5月5日に「じゃがまいた」 巨大な蛇が動き回る“水飲み”は必見です



栃木県小山市の間々田八幡宮で5月5日(日)、伝統行事「間々田のじゃがまいた」が行われます。巨大なじゃが豪快に弁天池の水を飲む様子は必見!地区のお祭りながら、県内外から多くの見物客が訪れる一大イベントなのです。

手作りの蛇に個性

「間々田のじゃがまいた」は毎年5月5日のこどもの日に行われる、五穀豊穣や無病息災を祈願するお祭りです。地元では「蛇祭り(じゃまつり)」とも呼ばれます。

大人から子供までが長さ15mを超える龍頭蛇体の蛇を担いで、「じゃーがまいた、じゃがまいた」のかけ声とともに街を練り歩きます。

境内を練り歩く蛇=2023年5月5日(下野新聞)

蛇は7つの町内それぞれの手作りです。竹や稲わらなどを材料に作られた蛇は、どこか愛らしく、その顔つきには不思議と個性が垣間見えます。

蛇や龍をテーマにした行事の典型例であると同時に、他の祭りにはない「たくさんの蛇体が登場する」特徴などが認められ、2019年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。

注目は「水飲みの儀」

祭りは10:30頃から、蛇を間々田八幡宮本殿前に集める「蛇よせ」が始まります。その後、宮司からお祓いを受け、蛇の口に御神酒を注ぎます。

たくさんの見物客の注目を浴びるのは、12:00頃からの「水飲みの儀」です。境内の弁天池に思い切りよく蛇の頭を差し入れ、豪快な水しぶきをあげながら水を飲ませます。

弁天池の水を飲む蛇=2023年5月5日(下野新聞)

ここでも、各町の蛇の個性があらわれます。担ぎ手もろとも池に飛びこみ、弁天池の中を暴れ回る蛇も。それぞれの町内の蛇が登場するたびに、大きな歓声が沸き上がります。

水飲みの儀を終えた蛇は、それぞれの町内へと戻っていきます。

駐車場利用について

当日は駐車場として近隣の間々田中学校校庭(約150台)、小山市間々田市民交流センター「しらさぎ館」(約100台)が利用できます。ただ、駐車台数には限りがあるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

また、間々田中学校は8:00開門、14:00閉門となります。閉門後は出庫できなくなるのでご注意を。近隣は住宅地ですので、くれぐれも交通ルールやマナーを守って来場しましょう。

間々田八幡宮の弁天池=4月5日

祭りのくわしい情報は、間々田八幡宮のホームページ内や、小山市役所のホームページ内で確認できます。

間々田のじゃがまいた
期日:5月5日(日)
時間:10:30~蛇寄せ、12:00~水飲みの儀
会場:間々田八幡宮(栃木県小山市間々田2330)

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