栃木県小山市の間々田八幡宮で5月5日(日)、伝統行事「間々田のじゃがまいた」が行われます。巨大な蛇が豪快に弁天池の水を飲む様子は必見!地区のお祭りながら、県内外から多くの見物客が訪れる一大イベントなのです。
手作りの蛇に個性
「間々田のじゃがまいた」は毎年5月5日のこどもの日に行われる、五穀豊穣や無病息災を祈願するお祭りです。地元では「蛇祭り(じゃまつり)」とも呼ばれます。
大人から子供までが長さ15mを超える龍頭蛇体の蛇を担いで、「じゃーがまいた、じゃがまいた」のかけ声とともに街を練り歩きます。
蛇は7つの町内それぞれの手作りです。竹や稲わらなどを材料に作られた蛇は、どこか愛らしく、その顔つきには不思議と個性が垣間見えます。
蛇や龍をテーマにした行事の典型例であると同時に、他の祭りにはない「たくさんの蛇体が登場する」特徴などが認められ、2019年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
注目は「水飲みの儀」
祭りは10:30頃から、蛇を間々田八幡宮本殿前に集める「蛇よせ」が始まります。その後、宮司からお祓いを受け、蛇の口に御神酒を注ぎます。
たくさんの見物客の注目を浴びるのは、12:00頃からの「水飲みの儀」です。境内の弁天池に思い切りよく蛇の頭を差し入れ、豪快な水しぶきをあげながら水を飲ませます。
ここでも、各町の蛇の個性があらわれます。担ぎ手もろとも池に飛びこみ、弁天池の中を暴れ回る蛇も。それぞれの町内の蛇が登場するたびに、大きな歓声が沸き上がります。
水飲みの儀を終えた蛇は、それぞれの町内へと戻っていきます。
駐車場利用について
当日は駐車場として近隣の間々田中学校校庭(約150台)、小山市間々田市民交流センター「しらさぎ館」(約100台)が利用できます。ただ、駐車台数には限りがあるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
また、間々田中学校は8:00開門、14:00閉門となります。閉門後は出庫できなくなるのでご注意を。近隣は住宅地ですので、くれぐれも交通ルールやマナーを守って来場しましょう。
祭りのくわしい情報は、間々田八幡宮のホームページ内や、小山市役所のホームページ内で確認できます。
期日:5月5日(日)
時間:10:30~蛇寄せ、12:00~水飲みの儀
会場:間々田八幡宮(栃木県小山市間々田2330)