道の駅ごかの「たまげたカレーうどん」 グルメ
道の駅ごかの「たまげたカレーうどん」

「道の駅ごか」で「たまげたカレーうどん」を食べたら、脳が機能不全を起こした件



「とりぷれ」の取材で茨城県五霞町を移動中、急に空腹になりました。「どうせ食べるなら、何かネタになるものはないか…」と考えながら車を走らせていると「道の駅ごか」(五霞町ごかみらい)の建物が見えてきました。「ここなら何かあるはず!」と思い、駐車場に入りました。

圏央道五霞インターチェンジのすぐそばにある「道の駅ごか」=五霞町ごかみらい

圏央道五霞インターチェンジのすぐそばにある「道の駅ごか」=五霞町ごかみらい

「道の駅ごか」は、2005年4月23日にオープン。観光で訪れる人の憩いの場というだけでなく、地元の方も気軽に立ち寄れる「農産物直売所」などが設置されています。

2月26日にリニューアルオープンしたばかりの飲食店コーナーには、「お食事処華こぶし」と麺コーナーがあります。※本記事の取材は、リニューアルオープン前に行っています

時間があまりなかったので、今回は麺コーナーに入りました。券売機で食券を買うスタイルでした。

最も目立つ位置にあったのは、「たまげたカレーうどん・そば」! 他のメニューは品名が書かれているだけなのに、これには写真が付いています。空腹のあまり、幻を見ているのでしょうか。カレーパンが乗っているように見えます。少なくとも、一般的な「カレーうどん・そば」ではありません。迷わず、「たまげたカレーうどん」(750円)をチョイス!

なん…だと…。そのネーミングで、最初にたまげます。取材時は720円でしたが、現在は750円なのでご注意ください=五霞町ごかみらい

そのネーミングで、最初にたまげます。取材時は720円でしたが、現在は750円なのでご注意ください=五霞町ごかみらい

食券はカウンターに出さず、席で食券番号が呼ばれるのを待つ仕組みのようです。5分ほどで、自分の番号が呼ばれました。 出てきたのがこちら。

カレーパンと、山盛りの長ネギが存在感を放つ「たまげたカレーうどん」=五霞町ごかみらい

カレーパンと、山盛りの長ネギが存在感を放つ「たまげたカレーうどん」=五霞町ごかみらい

うん、うどんにカレーパンが乗っているだけに見えます。券売機の写真そのままです。山のように盛られた長ネギがカレーパンとともに存在感を放っています。

「もしかしたら、出汁はカレーなのではないか」と思い、レンゲですくってみましたが、わずかな望みも打ち砕かれました。普通のしょうゆベースの出汁です。

出汁は普通。カレーではありません=五霞町ごかみらい

出汁はしょうゆベース。カレーではありません=五霞町ごかみらい

お盆に乗った「たまげたカレーうどん」を前に、しばし放心状態になりました。しかし空腹には勝てません。丼に鎮座するカレーパンをそのままに、まずうどんを食べ始めます。コシのあるおいしいうどんです。

その時、唐突に昔見たアニメの一場面を思い出しました。登場人物が立ち食いそば屋で「おっちゃん、コロッケそば!」と注文し、そばに載ったコロッケを出汁に浸し、グズグズに崩して食べるシーンです。当時その真似をして何度か同じように食べたことがあったのです。

カレーパンを出汁に浸して崩せばカレー味になるのでは? というか、これがこの「たまげたカレーうどん」の正しい食べ方なのでは?

恐る恐る、カレーパンを割ります。これで中がカレーではなかったら、立ち直れなかったのですが、中は普通のカレーでした。よかった!

カレーパンを割ると、中には当然カレーが。これを崩せば、確かにカレーうどんです=五霞町ごかみらい

カレーパンを割ると、中には当然カレーが。これを崩せば、確かにカレーうどんです=五霞町ごかみらい

さらにカレーパンを細かくして、出汁に浸します。すると、アニメで見たようなグズグズに崩れた感じになってきたじゃありませんか! 出汁の色はそれほどカレーっぽくなってはいませんが、頃合いです。気持ちカレー色になったうどんをすすります。

「!」

先ほどまでただの素うどんだったのが、カレーうどんの味になっています。見た感じは素うどんなのに、口の中に広がる味は、カレーうどん…。視覚と味覚が一致しないのです。目を閉じて食べれば、確かに味はカレーうどんなのに、目を開くとカレーうどんじゃないものが見えて、でも味はカレーうどん…。まるで、自分の脳が機能不全を起こしてるかのようでした。

ちなみに、カレーパンのパン部分は、出汁を吸って、お麩のような食感になっています。でも当然カレー味でした。

不思議な感覚に包まれたまま、あっという間に完食。初めのうちこそ戸惑いはありましたが、食べ終わってみれば、うどんとカレーパンの見事なマリアージュでした。

「道の駅ごか」では、他にも「ローズポークまん」「五霞いも(八つ頭)コロッケ」などのオリジナルメニューが多数楽しめます。次回はこれらも食べてみようと思いつつ、次の取材先に向かいました。

道の駅ごか
住所:茨城県猿島郡五霞町ごかみらい13-3
旧住所:茨城県猿島郡五霞町幸主18-1)
電話:0280-84-1000
営業時間:「お食事処 華こぶし」 午前9~午後5時(ラストオーダー)
(2月26日より、麺コーナーと統合・リニューアル)
定休日:第1・第3 月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
ホームページ:https://www.michinoeki-goka.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/michinoeki_goka

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