茨城県桜川市真壁町で3月3日(月)まで開催中の「真壁のひなまつり」。バラエティーに富むひな飾り紹介の第2回は、真壁伝承館から15分程度の郊外を歩いてみました。
「高松家」
真壁伝承館から下宿通りに進み、桜川市真壁庁舎方面へ7分ほど歩くと、町中では珍しい大きな長屋門が見えてきます。「高松家」の長屋門です。
長屋門にかかるのれんから中をのぞくと、大きな享保びなが展示されています。このひな人形は「のれんの奥の隠れびな」と呼ばれています。狆(犬)を連れた「狆びき」など珍しい人形もあります。

高松家=マップD56

のれんの奥の隠れびな
「西岡本店」
次は「西岡本店」です。真壁の町並みから離れていますが、臨時駐車場(旧真壁小学校)のすぐそばにあります。
店舗入り口から奥の蔵へ入ると、蔵全体におひな様が飾られています。また、チョークアートで描かれた猫のおひな様、羊毛で作られた動物たちなど見ていて楽しい展示内容になっています。
敷地の奥にはひょうたんランプの灯りに彩られた、幻想的なひな飾りもあります。

西岡本店=マップD33

チョークで描いた猫びな(左)と羊毛の動物(右下)

瓢箪ランプとひな飾り
西岡本店と言えば「食べる甘酒」が人気です。かわいい猫ラベルの日本酒や真壁産の梅で仕込んだ梅酒なども販売されています。

食べる甘酒(中央)と清酒「花の井」
市街地の東側「つくば霞ケ浦りんりんロード」沿いにもおひな様を飾っている家があります。
「三由屋菓子店」
まずはりんりんロード真壁休憩所の近くにある「三由屋菓子店」。ひなマップには載っていませんが、皆さんが驚くようなひな人形です。
お面をかぶって楽器を演奏しています。このようなおひな様を探し歩くのもひな巡りの楽しみです。またこの時期は、土日限定で販売される草餅が、ヨモギの香り高くお薦めです。

楽器を演奏するひな人形たち。よく見ると驚きの演奏者がいます

草餅(よもぎ餅)は春の訪れを告げる味です
「風和里」
次は「風和里」です。ここにもユニークなひな飾りがあります。カラオケ、楽器演奏、社交ダンス、宴会と人形たちが春を楽しんでいます。
座敷には300年前の享保びなも飾られています。土日祝日のみの公開となっていますのでご注意ください。2月23日(日)におもてなしイベントを開催する予定です。

風和里=A53

享保雛(左)は一見の価値があります
「藤永製菓桜井店」
「風和里」から県道つくば益子線を渡ってすぐの所にあるのが「藤永製菓桜井店」のおかきカフェ。
店に入ると、左手であられが量り売りされています。煎餅を見ながら進むとおひな様が迎えてくれます。

藤永製菓桜井店=A47
とりぷれで紹介した「おかきパフェ」もおいしいのですが、この時期は温かいお汁粉が一押し。ひな巡りで疲れたら甘いものを食べて体を休めましょう。駐車場も完備されています。

おいしいお汁粉とおひな様
魅力あふれる真壁の町。町中だけ歩いて帰ってしまうのはもったい。ちょっと足を伸ばして、ユニークなおひな様やおいしい食べ物に出合いませんか。

真壁のひなまつりマップ