地元グルメを中心に、ストーリー性のある投稿で注目を集める「トチノキ」さん。2024年1月に始めたInstagramは、わずか1年半でフォロワー6万人を突破するなど、今や栃木を代表するインフルエンサーのひとりです。今回は、そんな「トチノキ」さんに、活動のきっかけや投稿へのこだわり、そしてこれからの夢について伺いました。
「トチノキ」のはじまり
この投稿をInstagramで見る
――「トチノキ」を始めたのはいつ頃ですか?
2024年1月1日から本格的に始めて、今でちょうど1年半ほどになりました。
――始めたきっかけは?
栃木が大好きで、「もっと魅力を広めたい」と思ったのがきっかけです。
カフェの投稿はよく見かけるけど、ご飯系は意外と少ないなと感じて、自分が紹介してみようと思いました。
――名前の由来は?
「栃木県の気になる」からもじって「トチノキ」にしました。
シンプルで覚えやすいし、なんとなく「栃木かな」というのも伝わるのかなと思って。
投稿へのこだわり
――お店選びの基準は?
気になるお店は、フォロワーさんの声やレビューから見つけることもありますが、最終的には自分が「本当に良い」と思えるかどうかを大切にしています。
料理だけでなく、接客や雰囲気も含めて、納得できたお店だけを紹介するようにしています。
せっかく僕の投稿を見て足を運んでくれたフォロワーさんには、「行ってよかった」と思ってもらいたいので!
――コンテンツをつくるうえで意識しているポイントは?
たくさんありますが、一番は「見やすさ」です。
情報がすっと入っていくように、構成やデザインにも気を配っています。
――たしかに、投稿はシンプルで見やすいですよね。もともとデザインのご経験があるのですか?
はい、もともとロゴデザインや、バナー・ポスターの制作、お店の冊子のデザインなどをやっていました。
その経験があるので、感覚的な右脳的な作業は得意なほうだと思います。基礎的な部分はその頃にしっかり学びましたね。
――SNS歴はどれくらいですか?
「トチノキ」以前からTwitterなどで発信していて、SNS歴は約3年になります。
ジャンルや媒体は変わってきましたが、SNSにはずっと触れてきました。
本業との両立
――両立の工夫は?
本業は定時で上がれることが多いので、帰宅後すぐに「トチノキ」や運用代行の作業に取りかかっています。今はもう、“趣味が仕事”みたいな感覚ですね。
――一日のスケジュールは?
朝6時ごろに起きて、出勤前に少し作業をします。8時から16時半まで本業の仕事をして、17時半ごろに帰宅。その後はジムで1時間ほど筋トレをして、ご飯・お風呂を済ませたら、20時~21時くらいから24時まで、また作業をしています。
もちろん毎日この通りにはいきませんが、これが理想の一日の流れです。
フォロワー1万人達成まで
――達成感を感じた瞬間は?
フォロワーが1万人を超えたときですね。
9,999人から「あと1人…!」ってスマホをスクロールしながら待っていて(笑)。達成した瞬間はすごく嬉しかったです。母親や家族も応援してくれていたので、なおさらでした。
――1万人達成、かなり早かったですよね?
そうですね、たしか13投稿くらいで達成しました。運が良かったんだと思います。
――ご自身でフォロワーが一気に伸びた理由は何だと思いますか?
運もあると思いますが、「本当に良い」と思ったものを素直に発信できていることが大きいかなと。
その気持ちが投稿の中に自然と出ていて、共感してくれる方が増えたのかなと思っています。
――苦労したことは?
好きでやっているので、あまり「苦労」とは感じていないのですが、最初の1年間は毎日ストーリーを更新しようと決めていて。どんなに忙しくても、辛いことがあっても、毎日欠かさず続けていました。プライベートとの両立という面では、正直大変でしたね。
――やりがいを感じる瞬間は?
やっぱり自分の投稿を見て「行きました!」「美味しかったです!」というフォロワーさんからの声が一番嬉しくて、それがやりがいですね。
フォロワーとの関係
――フォロワーさんとのコミュニケーションで大切にしていることは?
できる限り、すべてのDMに返信するようにしています。
昔、好きだったインフルエンサーにDMを送っても返ってこなかった経験があり、寂しかったので、自分はなるべく距離の近い存在でいたいと思っています。
よくメッセージをくれる方のことは、自然と覚えています!
――印象に残っているエピソードは?
益子町の「Cheese³(チーズチーズチーズ)」さんとコラボして、飲むチーズケーキを販売したときのことです。
フォロワーさんが何人も来てくれていたんですが、僕は顔出ししていないので誰が誰かわからなくて…。そんな中、勇気を出して話しかけてくれた方がいて、一緒に写真を撮ったんです。部活終わりに遠方から来てくれた方で、「こんなに応援してくれている人がいるんだ」と実感できた、すごく嬉しい瞬間でした。
今後のチャレンジ
――挑戦したいことは?
グルメ系のイベントやマルシェを開いてみたいです。
現在は県内のお店を集めて、500円くらいで楽しめる「ひとくちマルシェ」を企画中です。若い世代と一緒に作り上げたいと思っていて、大学生や弟とも協力できたら嬉しいです。
――インスタ以外での夢は?
いつか栃木で自分の事業を持ちたいです。
(まだぼんやりとしていますが)貸別荘で地物の美味しいものを楽しめる空間や、革製品の体験型工房などを考えています。母と一緒にできたら嬉しいですし、親孝行も兼ねた夢です。
Q&A
特におすすめの飲食店を3つ挙げるとしたら?
Cheese³(益子町)
この投稿をInstagramで見る
おばあちゃんとお孫さんで運営されていて、雰囲気も味もほんわかしていて素敵です。地元愛も感じられるお店です。
天夢(栃木市)
この投稿をInstagramで見る
煮干しラーメンが絶品です!マスターも面白くて、接客も気持ちが良いです。弟も通っていて、家族でずっと大好きなお店です。地元の友だちもよく連れて行きますが、みんな「もう一回行こう」って言ってくれます。人気店なので並びますが、その価値は絶対あります。
ジラフ(真岡市)
二郎系ラーメンのお店で、インスタには載せていませんが本当に大好きです。
最後の晩餐に選ぶ一品は?
ラーメンです。やっぱり「天夢」が大好きなので、天夢で替え玉をしまくって血糖値を爆上げして、そのまま寝たいです(笑)。
みなさんへメッセージ
――フォロワーさんへメッセージをお願いします
いつも応援ありがとうございます。僕がどれだけ頑張っても、見てくれるみなさんや応援の声がなければ、続けられなかったと思います。フォロワーさんあっての「トチノキ」なので、すごく感謝していますというのをまず伝えたいです。