岩と岩の間を登り、加波山頂を目指します 地域別
岩と岩の間を登り、加波山頂を目指します

巨岩奇石と修験道、「きせる祭り」の山・加波山に短時間で登りました ファミリー、初心者向けコース 茨城県桜川市



ファミリー、初心者も登れる茨城県桜川市の筑波連山。配信は①御嶽山&雨引山②筑波山③足尾山の3回予定でしたが、「常陸三山」のうち加波山かばさん(標高709メートル)を紹介していなかったので、山好きの小波来さんと登ってきました。

桜川市から望む加波山

桜川市から望む加波山

1回目「御嶽山と雨引山」を読む     

2回目「筑波山を最短ルートで登る」を読む

3回目「茨城の足尾山」を読む      

5回目「『幽霊林道』を歩く」(上)を読む

加波山は筑波連山の山岳信仰の中心地。てんぐがすむと言われます。古くから修験者の修行場になっており、神仏のいる世界で修業する「禅定ぜんじょう」が今も行われています。山頂付近には多くの巨岩奇石があり、山中には社やほこらが点在しています。

三合目からスタート!

県道つくば益子線の「長岡バス停」の北側、「加波山登山口」の看板が出ている交差点から車で登山道方面に入り、そのまま上っていくと三合目に至ります。「桜観音」が祭られている手前のスペースに車を止めて、午前9時5分、登山開始です。

登山のスタート地点となった三合目

三合目は二股に分かれており、上りは加波山に向かって左側の道(親宮道)を進みます。このあたりは舗装路。進行方向左側に沢が流れており、せせらぎが耳に心地よく響きます。看板によれば「樺穂かばほ不動沢」ということです。

花こう岩などの採石場を右手に見ながら歩を進めると、「五合目 加波山登山口」と書かれた看板が目に入ります。ここで舗装路とお別れし、本格的な山道に入ります。

五合目から本格的な山道に入ります

鮮やかな新緑の中、黙々と登っていくと、「六合目」の石碑を過ぎ、午前9時40分、七合目の「山椒魚谷さんしょううおだに」に着きました。小波来さんによると、以前はこの周辺にハコネサンショウウオが生息していて、それが谷の名の由来になったそうです。残念ながら現在はその姿を見かけなくなりました。

七合目の山椒魚谷

山椒魚谷で小休憩して再スタート。10分ほど歩くと木の案内板がある所に到着しました。破損していて全文が読めなかったのですが、どうやら「加波山神社あと5分」と書いてあるようで、登っていくとその通り、およそ5分で神社にたどり着きました。加波山神社親宮拝殿です。鳥居をくぐりお参りして、登山の無事を祈願します。

新緑が美しい加波山神社親宮拝殿

拝殿脇の石の階段を上り、山頂を目指します。ここからが今回のルートで最大の「難所」になりますが、ゆっくり登っていけば、子どもでも問題ありません。

急勾配の岩場を登り、山頂を目指します

続く社、開ける眺望

やや急な道をクリアすると、神社親宮本殿に出ます。ここから稜線を進むと、次はたばこ神社に至ります。ここに巨大きせるを奉納し葉たばこの豊作を祈る「きせる祭り」が9月に行われています。長さ約2.6メートル、重さ60キロに及ぶ巨大きせるを氏子たちが担ぎ上げ奉納する、勇壮な祭りです。

巨大きせるを奉納する「きせる祭り」(2023年9月)

さらに、岩と岩に挟まれた細い道を慎重に登っていくと眺望の開けた所に出ます。ここからは、地元桜川市はもちろん、天気が良ければ遠く日光連山まで見渡すことができます。10時28分に神社本宮本殿にたどり着きました。この付近が山頂になります。

加波山の山頂付近からの眺望

帰りは、神社本宮本殿近くから「本宮道」を下ります。休憩なしで快調に下りて、約50分で「桜観音」のそばに戻ることができました。歩いた距離約5キロメートル、コースタイム約2時間20分でした。途中で昼食を食べても3時間コース。桜川市街に下りてから飲食店を訪ねるのもお勧めです。私たちは食堂に行き、おいしいもつ煮定食に舌鼓を打ちました。

下山後に桜川市内で食べたもつ煮定食

加波山は、眺望はあまり良くありませんが森林浴をするにはうってつけの低山です。古来からの信仰の息吹や名残を感じることができます。

加波山と周辺の地図(桜川市提供)

加波山と周辺の地図(桜川市提供)

桜川市観光協会(桜川市経済部商工観光課内)
所在地:桜川市真壁町飯塚911
電話:0296-55-1159
ホームページ:桜川市観光協会ハイキングマップ 

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