子育て

いま静かなブームの「苔」を深掘り 栃木市のとちぎ花センターで「コケと植物展」開催中です



栃木県栃木市のとちぎ花センターで企画展「コケと植物展 コケと植物調査隊」が開催されています。なんでも、苔(コケ)を育てたり観賞したりする「コケ活」は静かなブームになっているとか。そんな味わい深い苔の世界を、気軽にわかりやすく教えてくれる展示になっています。

苔の生態を調査せよ

とちぎ花センターといえば、いい意味で公共施設らしくないユニークな企画で知られています(Xの投稿もユニークです→@Tochihana_jp)。

「コケと植物展」の入口

この「コケと植物展」も、入口から独特の世界観が展開されています。往年のテレビでおなじみの、あの探検隊がモチーフになっているようで…。

調査隊の一員として疑問を解明していきます

「コケに根っこはあるのか?」「コケに花は存在するのか?」-。苔に関する素朴な疑問を、調査隊の一員になって解き明かしていきます。

60種類の苔がずらり

透明な瓶に入った60種類の苔がずらり。ふだん道端に生えていても「コケ」としか認識しないものですが、見比べていると違いや個性が見えてきます。推しの苔が見つかるようなら「コケ活」の第一歩でしょうか。

そして、探検を進めていった先には…未知の怪奇生物との遭遇があるとか、ないとか。

苔と植物尽くしの展示室

私もそうですが、苔に関する予備知識がなくても楽しめる仕掛けがいっぱい。室内で雨の心配もないので、遊び場に困っている家族連れの方におすすめです。

土日限定のコケプリン

透明なケースの中で観賞用の苔を育てる「苔テラリウム」をご存知でしょうか。「コケ活」の代表的な活動で、ゆっくりと成長する苔の姿に癒やされている人が多いそうです。

Ryokuさん制作の苔テラリウム

展示室には、苔テラリウム作家Ryokuさんの作品も展示されています。苔や装飾物の配置は細部までこだわり抜かれ、リアルな自然界を見ているかのよう。花センター内の「とちはなちゃんのお花屋さん」では作品の特別販売も行われています。

企画展示室がある大温室「とちはなちゃんドーム」

「とちはなちゃんのはなカフェ」では、苔テラリウムそっくりのスイーツ「コケプリン」(500円)を土日10個ずつの限定で販売しています。

さすがに本物の苔は入っていないそうで、キャラメルプリンなどの上に抹茶パウダー、誰もが知る木の枝やキノコの形のお菓子を乗せています。これは間違いなく美味しいはずです。

「コケと植物展」は7月7日(日)まで。興味のある方はお早めにご来館ください。

せっかくなら雑草展も

企画展が開催されているのは、大温室の「とちはなちゃんドーム」です。ドームの入館料は大人400円(3~5月は500円)、こども110円。公共施設ということもあって、とてもリーズナブルです。

しかも、この入館料で「コケと植物展」だけでなく、熱帯・亜熱帯の珍しい花、植物、果実などを展示する鑑賞大温室、もうひとつの企画展「雑草たべてみた展」(9月1日まで)も見ることができます。

「雑草たべてみた展」は、展示担当者が実際に雑草を食べ、1週間分のレシピを考案したというインパクトのある内容になっています。こちらも必見です!

コケと植物展 コケと植物調査隊
期日:6月8日(土)~7月7日(日)
時間:9:30~16:30(最終入館16:00)
休館:月曜日
会場:とちぎ花センター(栃木県栃木市岩舟町下津原1612)
詳細:とちぎ花センターホームページ

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