とりぷれライター仲間の小波来さんと登る、筑波連山の雨引山(標高409.3メートル)と燕山(つばくろさん、つばめさん、701メートル)、そして加波山(709メートル)。今回は燕山の山頂から加波山神社、そして下山のリポートになります。
燕山頂近くの東屋で休憩し、午前11時半、加波山神社に向け出発します。ここから神社の手前まで下りがメインになるため、気持ちは楽です。
![加波山まであと1.2キロ](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/加波山まで1.2キロ-1024x768.jpg)
加波山の山頂まであと1.2キロ(今回は山頂までは行きません)
燕山頂周辺には、ラジオ放送の送信施設や無線中継所などがあり、人工的でちょっと味気ない感じがします。
![NHK水戸放送局のFMラジオ放送送信施設](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/FMラジオ放送送信施設-1-759x1024.jpg)
NHK水戸放送局のFMラジオ放送送信施設
山道を順調に下り、10分ほどで加波山神社の鳥居前に到着しました。神社にあったチラシによれば、このあたりは加波山の9合目より少し上で、標高635メートル。加波山にはゴールデンウイークに登っており、その時歩いたルートにここでつながったことになります。
![](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/高低差地図-e1718001123907-1024x314.jpg)
筑波連山の縦断図。今回は雨引山山頂下から加波山の山頂下まで歩きました(桜川市観光協会ハイキングマップより)
![加波山神社の鳥居](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/加波山神社鳥居-1024x768.jpg)
加波山神社の鳥居
鳥居をくぐり、お参りします。この日、社務所に人はいませんでした。
普通に二例二拍手一礼して参拝を済ませると、小波来さんが「加波山神社の参拝の作法」に気づきました。
![加波山神社の参拝作法は二礼(拝)四拍手一礼(拝)でした](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/二拝四拍手一拝-1024x644.jpg)
加波山神社の参拝作法は二礼(拝)四拍手一礼(拝)でした
ここは、二礼(拝)四拍手一礼(拝)です。慌ててやり直しました。
調べてみたところ、二礼四拍手一礼を作法としている神社には、出雲大社(島根県)、弥彦神社(新潟県)、宇佐神宮(大分県)などがあります。
さて、ここからは加波山山頂には登らずに、5月に来た時の登山ルートを下ります。午前11時50分、下山開始です。
山道では花やキノコが見られました。
![倒木から生えたキノコ](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/キノコ.jpg)
倒木から生えたキノコ
7合目となる「山椒魚谷」に10分ちょっとで下りました。加波山登山の記事にも書いたように、沢が流れ、以前はハコネサンショウウオが生息していて、それが谷の名の由来になったそうです。
![ハコネサンショウウオが生息していた山椒魚谷](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/山椒魚谷-768x1024.jpg)
ハコネサンショウウオが生息していた山椒魚谷
雨引山から燕山、加波山にかけてのルートは、眺望はよくありませんが森林浴を楽しむにはうってつけ。水場付近はひんやりしてリフレッシュできます。
順調に樹林帯を抜け、5合目から林道に出て、12時18分に採石場に着きました。ここから見る景色はなかなかです。
![採石場から見る桜川市真壁町の町並み](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/採石場からの眺望-1024x741.jpg)
採石場から見る桜川市真壁町の町並み
午後12時45分、加波山神社(真壁拝殿)に到着。社殿はカラフルで存在感があります。隣に加波山普明神社があり、ここは天狗の頭骨を祭っているそうです。
![加波山神社桜川里宮](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/加波山神社桜川里宮-1024x768.jpg)
加波山神社桜川里宮
![天狗の頭骨を祭るという普明神社](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/普明神社-1024x631.jpg)
天狗の頭骨を祭るという普明神社の張り紙
両神社にお参りして、県道つくば益子線のバス停「長岡」に午後1時過ぎに着きました。土日はバス「ヤマザクラGO」が雨引観音を経由してくれるので、便利です。(ヤマザクラGOの時刻表はこちら)
![「長岡」バス停。土日は雨引観音を回ります](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/長岡バス停-768x1024.jpg)
「長岡」バス停。土日は雨引観音を回ります
今回は歩いた距離は約9.8キロ、休憩込みで所要時間は約3時間40分。気持ちいい山歩きでした。
![雨引山(左)から燕山、加波山に至る筑波連山(手前は麦畑)=桜川市内から](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/DSC_6342-1024x576.jpg)
雨引山(左)から燕山、加波山に至る筑波連山(手前は麦畑)=桜川市内から
遅い昼食は、そばにしました。少々ガス欠気味だったので、カツ丼もつけました。小波来さんは上品に冷やしたぬきそばを注文しました。
![下山後の昼食。山に登るとお腹が減ります](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/20240608_143752-1024x748.jpg)
下山後の昼食。山に登るとお腹が減ります
この後、茨城県つくば市内の入浴施設で汗を流しました。広い湯舟で脚を伸ばすと疲れがゆっくり取れていきます。
ファミリー、初心者も気軽に登れる筑波連山をテーマに、6コースに分割して「筑波連山縦走のみち」を紹介してきました。そして今回で縦走コースががほぼつながりました。1年後ぐらいに20キロ超の縦走に挑みたいと思います。
皆さんも梅雨の晴れ間にお好きなコースを歩いてみませんか。
![今回のルート(桜川市観光協会サイトより)](https://tripre.jp/wp-content/uploads/2024/06/スクリーンショット-2024-06-14-125026.jpg)
今回のルート(桜川市観光協会ハイキングマップより)
※筑波連山登山の過去記事