風薫る5月。外遊びには絶好の季節となりました。
身近な外遊びといえばサイクリングやハイキング。茨城県桜川市は南北に山々が連なり、多彩なハイキングコースがあります。その中で、ファミリーでも楽しめるハイキングコースを数回に分けて紹介します。
ハイキングスタート!
JR水戸線の岩瀬駅から歩いていけるのが御嶽山、雨引山ハイキングコースです。駅を下りると「関東ふれあいの道」の看板があり、これから歩くコースを確認できます。
最近は登山用のアプリも充実しているので、事前にダウンロードしておくと便利です。筆者は「YAMAP(ヤマップ)」というハイキングアプリを使っています。
まずは御嶽山へ
岩瀬駅から車道を15分ほど歩くと御嶽山登山口に着きます。登山口にはトイレもあります。
登山道は2本あり、右手に進むとすぐに不動の滝があります。滝の脇のお不動様にハイキングの安全をお願いしました。
不動の滝を過ぎると本格的な登山道になり、勾配がきつくなります。でも所々にヤマツツジが咲いていて、それを見ながらだと足も軽やかに動きます。
登山口から約15分で御嶽山山頂(231メートル)に到着。登り始めてすぐに山頂というのは楽でほっとします。山頂付近には御嶽神社があり、その左側には東屋があったので、ちょっと休憩しました。
最後の階段がきつい雨引山
御嶽山からは樹林に囲まれた稜線を歩きます。木々の間から素晴らしい風景が楽しめ、薫風が汗を乾かしてくれます。
御嶽山からアップダウンを繰り返し、約50分で雨引山直下に至りました。ここから約350段の階段を上れば、山頂(409メートル)です。さすがにきついです。最後は息も上がりましたが、岩瀬駅から1時間半で登頂できました。
山頂は西側に眺望が開け、筑波山と豊かな田園風景が広がります。
田植え前、水の張られた田んぼが空を映し、水色の台地となっていました。この風景を見られただけで疲れが吹き飛びます。
帰りは楽々、でも慎重に
山頂で15分ほど休憩して下山開始です。下りは楽ですが、山でのけがは下りが多いので慎重に歩きます。およそ1時間15分で岩瀬駅まで戻ることができました。
岩瀬駅からの往復距離は約8.2キロメートル、標高差約350メートル、コースタイムは休憩を含め3時間でした。ちなみに桜川市のハイキングマップではコースタイムは3時間55分となっていました。
登山道はしっかりと整備されており、安心して歩くことができます。ただ、雨引山山頂付近は猪が掘り返した跡があったので、鈴など音の出るものを持参することをお勧めします。
また、雨引山山頂からは雨引山楽法寺(雨引観音)へ下山するコースもあります。土日祝日は雨引観音まで桜川市バス「ヤマザクラGO」が運行しているので、バスで岩瀬駅まで戻ることもできます。
新緑まばゆい季節に桜川市の山々を登ってみませんか。
※「ヤマザクラGO」の運行路線図・時刻表はこちら
ホームページ:桜川市観光協会ハイキングマップ