筑西市イチオシの風景「ダイヤモンド筑波」 下妻市
筑西市イチオシの風景「ダイヤモンド筑波」

名刹千妙寺、筑西市一押し絶景も サイクルトレインに乗り途中下車、自転車の旅その4 関東鉄道常総線沿線



サイクルトレインに乗り途中下車、出会いと発見に満ちあふれた自転車旅、その第4回(最終回)です。

前回記事はこちら

午後2時、騰波ノ江とばのえ駅を出発し黒子くろご駅の近くにある東睿山千妙寺とうえいざんせんみょうじへ向かいます。千妙寺は知っていましたが訪れたことはありません。

東日本の天台宗拠点

午後2時20分、千妙寺に到着しました。

山門は閉まっていましたが潜り戸が開いていました。

東睿山千妙寺の山門=筑西市黒子

東睿山千妙寺の山門=筑西市黒子

境内に入ると、庭園と大きな客殿、市文化財の総本堂。庭園には石の彫刻も置かれています。庭園もさることながら客殿が立派です。

客殿(左)と総本堂(右)=千妙寺境内

客殿(左)と総本堂(右)=千妙寺境内

境内には石のアート作品も置かれています

境内には石のアート作品も置かれています

お参りの後、御朱印をいただこうと寺務所へ行くと、若いお坊さんが千妙寺の説明を丁寧にしてくれました。

千妙寺は天台宗の東日本の拠点として栄え、京都の比叡山延暦寺ひえいざんえんりゃくじと並び称される寺院。延暦寺と千妙寺だけに伝えられる宗教行事もあるそうです。ものすごく格式のあるお寺だったのですね。話に驚きの連続です。

帰りがけにお坊さんが庭に咲くヒガンバナの写真を見せてくれました。色鮮やかな花は再訪の動機になります。また秋に来ることを約束し千妙寺を後にしました。
開花の情報はホームページで公開

ダイヤモンド筑波駅⁉

自転車旅最後の訪問地は黒子駅です。千妙寺から5分、黒子駅に着くと右手に大きな看板がありました。

看板は母子島はこじま遊水地で見られる筑波山から昇る太陽の写真です。年に2回(春と秋)、その風景は「ダイヤモンド筑波」と呼ばれ人気があります。

黒子駅(愛称:ダイヤモンド筑波駅)=筑西市辻

黒子駅(愛称:ダイヤモンド筑波駅)=筑西市辻

そのおかげで母子島遊水地に最も近い黒子駅は「ダイヤモンド筑波駅」という愛称が付けられていました。筑西市一押しの景色。一度は見てみたいものです。

筑西市イチオシのダイヤモンド筑波=母子島湧水池

筑西市イチオシのダイヤモンド筑波=母子島湧水池

地元大豆を使った「筑西龍宝」

ところで、黒子駅の近くにおいしい豆腐屋があると友人から教わっていたので、立ち寄ってみました。国道294号旧道沿いにある「山下屋とうふ店」です。「筑西龍宝ちくせいりゅうほう」のよせ豆腐(150円)を購入しましたが、さすがにその場では食べられません。お土産にしました。

「筑西龍宝」が人気の山下屋とうふ店=筑西市辻

国道294号旧道沿いにある山下屋とうふ店=筑西市辻

自転車に豆腐をぶら下げて午後3時30分、車を止めた大田郷おおたごう駅に到着。ちょうど5時間、走行距離は約15㎞。サイクルトレイン&自転車旅、無事にゴールしました。

自宅に戻り、お土産に買った豆腐をつまみに午後5時から早々と晩酌です。「筑西龍宝」は地元農家が育てた大豆「リュウホウ」を使用した豆腐。お店の人から「塩で食べてみて」と言われていたので、軽く振って食べてみました。豆腐は味が濃く塩味がうまみを引き立てて、日本酒によく合います。

「筑西龍宝」は塩で食べるのがおすすめ=山下屋とうふ店

山下屋とうふ店の「筑西龍宝」は塩で食べるのがおすすめ

サイクルトレイン、そして出会いと発見の自転車旅を振り返りながらお酒を飲みました。おいしい豆腐のおかげで、酒量が増えたのは言うまでもありません。

由緒ある寺社仏閣、おいしい食べ物、物語のある駅舎・・・自転車で回った常総線沿線は見どころいっぱいでした。

東睿山千妙寺
住所:茨城県筑西市黒子214
電話:0296-37-6749
ホームページ:https://www.senmyouji.jp
山下屋とうふ店
住所:茨城県筑西市辻1319-1
電話:0296-37-6717
営業時間:8:30~18:00(水曜・日曜定休)

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