季節限定、さわやかレモンチキンアボカドサンドと猿島茶レモンスカッシュ=猿島郡境町 グルメ
季節限定、さわやかレモンチキンアボカドサンドと猿島茶レモンスカッシュ=猿島郡境町

茨城県境町をそぞろ歩く(下) 自動運転バスに乗り「さかいサンド」へ ボリュームとおいしさに驚き!



前回の粛粲寶
しゅくさんぽう
美術館を出て、茨城県境町が導入している自動運転バスに初めて乗車し、道の駅さかいに移動です!

粛粲寶美術館の記事はこちら

粛粲寶美術館の目の前がバス停「干し芋カフェ」です。以前woodsさんが書いた、自動運転バスの記事を読みながら待っていると、時刻通りにバスがやってきました。

自動運転バスの記事はこちら

自動運転バスのARMA=境町

自動運転バスのARMA=境町

初乗車に興奮

さまざまなデザインの自動運転バスが何台も通り過ぎていく中、一際華やかなピンク色の自動運転バスが静かに近づいてきました。一般的なバスと異なり、電気自動車なのでエンジンの音がしません。車体の側面にあるドアが、観音開きで開きます。

乗車口の段差は1段のみなので、年配の方でも乗り降りしやすくなっています。小ぢんまりとした車内なので、他の乗客の方ともコミュニケーションが取りやすくなっています。

車内にはオペレーターさんが乗車しています。オペレーターさんは、大きな衝撃がありそうな場所で事前に注意を促したり、道路にいる人を避けるときや、駐車場に止まる際などに、手元のコントローラーを操作していました。

かっこいい乗車記念ステッカー=境町

かっこいい乗車記念ステッカー=境町

約2分と短い乗車時間でしたが、初めて乗った自動運転バスに大興奮、あっという間に次の目的地「道の駅さかい」に到着しました。

オペレーターさんと、同乗した皆さん=境町

オペレーターさんと、同乗した皆さん=境町

バス停のすぐそばに、道の駅さかいの建物が見えます。道沿いに歩き、「沖縄県国頭村公設市場」と書かれた所から入店します。そのまままっすぐ進んで物産館の前に出ると、右側にお目当ての「さかいサンド」が見えました。いよいよ、さかいサンドをいただきます!

さかいサンド外観=境町

さかいサンド外観=境町

こちらも隈研吾氏の設計

さかいサンドは、2018(平成30)年にオープンしました、こちらも粛粲寶美術館と同様に隈研吾氏の設計です。

境町に隈研吾氏の建築物が多いのは、2015年(平成27年)の関東・東北豪雨の際に、境町も大きな被害に見舞われたことがきっかけです。復興に際し、隈研吾氏に都市計画アドバイザーをお願いし、さまざまなプロジェクトがスタートしました。

町内にはほかにも、モンテネグロ会館、さかい河岸レストラン茶蔵、S-Lab(境町地場産品研究開発施設)、S-ブランド(HOSHIIMONO 100 Cafe)などがあります。ちなみに、境町の施設で隈研吾氏による設計の第1号は、さかいサンドです。

メニューは、店主の牛込俊之さんが開発しています。さかいサンドは、地産地消をモットーに、道の駅さかいで販売されている境町産の素材を多数使用しています。

さかいサンド店内=境町

さかいサンド店内=境町

サンドイッチに使用するパンも、境町産の小麦「ゆめかおり」を使い、店内で焼いています。

お薦めは、さかいのお野菜たっぷりサンド(500円)や、常陸牛のローストビーフサンド(680円)です。今後はブルーベリーのサンドや、優香メロンのサンドが販売される予定です。

厚さ8センチ!

今回頼んだのは、季節限定さわやかレモンチキンアボカドサンド(630円)と、さしま茶レモンスカッシュ(450円)です。

サンドイッチは予想以上のボリュームだったので、思わずスマホの定規アプリで計ってしまいました。何と、厚さは8センチもありました!

季節限定さわやかレモンチキンアボカドサンドとさしま茶レモンスカッシュ=境町

季節限定さわやかレモンチキンアボカドサンドとさしま茶レモンスカッシュ=境町

手に持ってみると、ずっしりと重さを感じます。切り口は色とりどりの野菜やチキンが重なっていて、食べるのがもったいないくらい色鮮やかでした。あまりの厚さのため、口に入るか一瞬不安がよぎりましたが、大きく口を開いて、何とか頬張りました!

サンドイッチには、グリーンカール、キャロットラペ、レッドオニオン、トマト、チキン、パプリカ、アボカドが入っています。玉ねぎドレッシングとレモン、バジル風味のソースが感じられ、あっという間に完食してしまいました。ドレッシングとソース類が3種も入っているのに、それぞれが主張し過ぎず統一感があります。

個人的に玉ねぎドレッシングが好きなので、全体的に甘くて優しい印象でした。加えてアボカドのまろやかさも加わり、さらに濃厚な味わいでした。サンドイッチ用に開発されたパンは耳まで柔らかく、特有の固さは全く感じません。

「さしま茶レモンスカッシュ」は、レモンの味の後に、深いさしま茶の風味が感じられ、思った以上に爽やかです。さしま茶は、他の茶の産地に比べ北で栽培されていることにより、厳しい冬の寒さに耐えた厚みのある茶葉に特徴があります。その茶葉から生み出されるさしま茶ならではの濃厚な味わいを存分に楽しめました。

持ち帰りで購入した、さかい河岸ベーカリーの、ゆめかおり使用の大麦黒パン(380円)と、はちみつの自家製ラスク(300円)=境町

持ち帰りで購入した、さかい河岸ベーカリーの、ゆめかおり使用の大麦黒パン(380円)と、はちみつの自家製ラスク(300円)=境町

店内には、さかい河岸ベーカリーのパンも並んでいます。お土産に購入して、こちらもおいしくいただきました。

今回、境町にお邪魔させていただいて、粛粲寶の明るく前向きな絵や言葉で元気をもらい、さかいサンドの美味しい食事でさらに元気になりました。みなさんも、境町に元気をもらいに行きましょう!

さかいサンド
所在地:茨城県境町1341-1(道の駅さかい)
営業時間:午前10時~午後4時半(不定休)
電話番号:0280-81-3101
インスタグラム:https://www.instagram.com/sakaisand/

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