この時期のお花見の主役といえば、紫陽花(あじさい)ですよね。栃木県栃木市の太平山神社の表参道「あじさい坂」は、石段の両側に約2500株が咲き誇る<とりぷれ>エリアを代表する名所です。6月8日(土)に開花状況を確かめてきました。
あじさい咲き始めてます
「あじさい坂」は太平山の栃木市側の麓から太平山神社までの参道で、梅雨の時期になると約1000段の石段の両側にセイヨウアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなど約2500株が咲き誇ります。
例年の見頃時期は6月中旬から7月上旬です。少し気が早いのですが、開花具合はいかがでしょうか。
あじさい咲いていました!まだ咲き始めといったところではありますが、十分に楽しむことはできそう。青や紫、白、ピンクといった色とりどりの花がきれいです。
ところどころ、しっかり開花が進んでいる株も。早朝に訪れたのですが、あじさい目当てに多くの方が来ていました。
見頃にもなると、あじさい坂の両側には大ぶりな花々が連なり、いっそう華やかになります。
- 昨年6月中旬のあじさい坂の様子(きたかんナビ)
太平山の麓にはほかにも、あじさいの名所があります。大平地区側の清水寺にも足を延ばしてみましたが、こちらもすでに花が咲き始めていました。周辺では大中寺も有名ですね。
イノシシには気を付けて
これから見頃を迎えるのが楽しみですが、注意したい点がひとつ。あじさい坂では6月に入って、猪(イノシシ)の目撃情報が相次いでいます。
- 栃木の「あじさい坂」でイノシシ目撃相次ぐ 石段横切る場面も、注意呼びかけ(下野新聞SOON)
イノシシを見かけた際は、落ち着いてゆっくり行動するのが鉄則とされています(いざとなると難しそうですが…)。
急に走り出してしまうと、かえってイノシシを興奮させてしまいます。決して近づかず、静かにその場を離れるようにしましょう。
麓の駐車場は有料期間に
6月14日(金)~6月30日(日)は「太平山とちぎあじさいまつり」が開催されます。麓のあじさい坂駐車場やあじさい坂休憩案内所を会場に、演芸や栃木市大平地区名産のぶどうの試食などが行われます。
まつり期間中、あじさい坂駐車場の利用には協力金500円がかかります(引き換えに茶店で利用できる太平山名物の団子100円割引券をもらえるとのこと)。太平山神社に近い大曲駐車場、謙信平駐車場は無料で利用できます。
まつりの詳細は、栃木市観光協会のホームページ(https://www.tochigi-kankou.or.jp/)で確認できます。
所在地:栃木県栃木市平井町