旬の野菜や果物を豊富に取りそろえ、広々とした駐車場もありストレスなく買い物ができる、茨城県結城郡八千代町若の「旬彩やちよ農産物直売所」を紹介します。八千代町の農産物はとてもおいしく、いつ訪れてもつい買い過ぎてしまいます。
旬彩やちよは2008(平成20)年5月にオープンしました。従業員と、約100人の生産者、約70の業者が協力して運営しています。店長の河口智さんは地元八千代町出身。町の農協に長年勤めていたので、農業のことや町のことに精通しています。いつも町のことを思い、生産者を大切にする頼もしい店長さんです。
八千代町は、白菜の生産量日本一を誇ります。さらに、かつては旬の時期に110万ケースを出荷していた程のプリンスメロンの一大産地でした。
首都圏各地からお客さんが
地産地消の取り組みを目指しオープンした旬彩やちよ。開業後間もなく、「野菜も果物もおいしい」と評判になり、地産地消の枠を超えて埼玉県、栃木県、東京都、千葉県からもお客さんが来店するようになりました。圏央道が開通し、境古河インター、坂東インターからそれぞれ車で15分という利便性も加わって、新鮮なものを求めてさらに広範囲からお客さんが来てくれるようになったそうです。
来客数は、毎月1万人をほぼ超えています。特に5~6月のメロンの時期、8~9月のナシやアールスメロンの時期、10〜2月のハクサイの時期はにぎわいます。
販売している農産物の約8割が、朝7時半から開店の9時までに朝採りされたものです。生産者が丹精込めた野菜や果物を、自宅や畑から直接運んできています。
旬彩やちよの農産物のおいしさは、土作りの違いから生まれていると言われており、生産者の本気の土作りが、違いの一つになっているようです。ほかにも、この地域の先人たちが、農地を守ることを第一に考え、行政と共に農地を守ってきたことも、おいしさにつながっていると言えます。
主な農産物の販売スケジュールは、ハクサイが10〜6月くらいまでとなっており、メロン類は5〜7月中旬と8〜11月です。8月下旬から11月上旬にかけて、アールスメロンが旬を迎えます。
ナシの販売は7月中旬から10月中旬と12月です。品種別の旬は以下になります。買い物時の参考にしてください。
○豊水8月下旬〜9月下旬
○恵水9月上旬〜9月下旬
○あきづき9月中旬〜11月上旬
○新高9月下旬〜11月上旬
ブランド梨の「肥土なし」
八千代町で生産されるナシを「肥土なし」と命名して、ブランド化を図っています。鬼怒川の豊かな大地(肥土)と生産者の長年の経験と技術が育んだ、大玉で甘い果汁たっぷりのナシです。
旬彩やちよでは、町で有名な加工品も購入できます。八千代うどん有限会社のつるんこうどん、地元産大豆を使用した、年2回しか作られない福味噌、横島醤油店の天然醸造しょうゆやみそ、納豆、干し納豆など、目移りしてしまいます。
今後のイベント予定は、8月3日にナシ「幸水」の特売、9月(日にち未定)には「豊水」の特売、新米の特売が予定されています。毎月の店休日前日は「たまごの日」になっていて、卵が10%割引になります。毎月第2土曜日の「お米の日」はおコメが5%割引です。
不定期でキッチンカーも出店しています。「まるコロたいやき」のインスタグラムで確認してください。
所在地:茨城県結城郡八千代町若1306
電話番号:0296-30-3011
営業時間:午前9時~午後6時半(11~3月は午後6時閉店)
定休日:第1第3水曜日と1月1〜1月3日