「つくば霞ケ浦りんりんロード」自転車旅の3回目です。
古い町並みが好きな筆者はついつい真壁に長居してしまいました。時計を見ると午後1時、いつの間にか1時間半近くたっていました。
そびえ立つ紫峰
「つくば霞ケ浦りんりんロード」に戻り、ゴールの旧酒寄駅を目指します。真壁休憩所から約2キロメートル、旧桃山駅を過ぎると日本百名山の紫峰・筑波山が大きくそびえます。
筑波山登山も「とりぷれ」で紹介してありますので併せてご覧ください。
「茨城唯一の百名山・筑波山を最短時間(ルート)で登る」を読む
さらに2キロメートルほど進むと旧紫尾駅が近づき、両側に桜並木が続きます。今は新緑に覆われていますが、桜が咲くころにまた走ってみるつもりです。
湖のほとりで舌鼓
旧紫尾駅を過ぎると次はいよいよゴールの旧酒寄駅ですが、その前に再び道草します。
旧酒寄駅の手前につくし湖という湖があります。つくば霞ケ浦りんりんロードから700メートルほど筑波山側に進むと視界が開け、つくし湖と筑波山が目の前に現れます。つくし湖は霞ケ浦用水の人造湖で、筑波山の下にトンネルを掘り霞ケ浦の水を引き込んで、茨城県の西部に水を送っています。
つくし湖まではややきつい上り坂が続きますが、堰堤に立つと、つくし湖を渡る風と新緑の筑波山に身も心も癒やされます。
つくし湖のほとりにおいしいそば屋さんがあると聞いていたので、立ち寄ってみました。「そば処つくし亭」です。
店内に入るとそば打ちを見学できるような造りになっていて、多少そば打ちの経験がある筆者はじっくり見させていただきました。
そば打ちを見ているとそばが食べたくなります。お腹は空いていませんが、もりそば(750円)を注文してしまいました。
やや太めでそばの風味豊か。店は地元の人たちが運営していて、土日祝日のみの営業です。昼時は混み合いますので時間をずらした方がよいようです。
いよいよゴール
そばを食べエネルギーを得て午後2時40分、ゴールの旧酒寄駅に到着しました。ホームは現存していませんが、桜川市バス「ヤマザクラGO」のバス停があり、輪行バッグがあればバスで岩瀬駅まで戻ることもできます。
帰りは南風に後押しされて一気に走り、午後4時に岩瀬休憩所に戻りました。走行距離は約35キロメートル、6時間の旅でした。
※「ヤマザクラGO」の運行路線図・時刻表はこちら
おまけ 「真上」に酔う
岩瀬休憩所からは車で家に戻り、午後5時からちょっと早い晩酌です。ビールで喉を潤した後、村井醸造で購入した日本酒「真上」をさっそくいただきました。やや酸味がありすっきりとした味わいです。芳香についつい杯を重ね、疲れも手伝ってあっという間に酔ってしまいました。
5月はサイクリングには絶好の季節。皆さんも初夏の風を切って走ってみませんか。サイクリングの後のお酒は格別です。