「つくば霞ケ浦りんりんロード」は旧筑波鉄道の廃線敷きをサイクリングロードとして利活用したもので、駅舎はありませんが所々にプラットホームが現存しています。
霞ケ浦を一周するコースともつながっていて、総延長距離は180キロメートルに及びます。
晴天に恵まれた4月5日(土)、桜の開花に合わせて、桜川市内の「つくば霞ケ浦りんりんロード」をサイクリングしました。写真を中心に桜の開花状況などをお知らせします。
満開の「真壁休憩所」をスタート
出発地点に選んだのは「りんりんロード真壁休憩所(旧真壁駅)」です。
プラットホームの桜はほぼ満開です。それに見送られ、「岩瀬休憩所(JR水戸線岩瀬駅)」まで9.9キロメートルのサイクリングが始まります。

真壁休憩所の桜(ほぼ満開)=桜川市真壁町古城
2キロメートルほど走ると「旧樺穂駅」に到着。両側のプラットホームに桜が植えられていて、トンネルのようになっています。開花状況は八分咲き。4月13日(日)ごろまで楽しめそうです。

旧樺穂駅の桜(八分咲き)=桜川市真壁町長岡
旧樺穂駅から2キロメートルほど走ると「旧東飯田駅」に至ります。プラットホームは片側のみ。ここの桜は五分咲き程度です。風の当たりが強いからでしょうか、少し遅れ気味です。

旧東飯田駅の桜(五分咲き)=桜川市東飯田
桜のトンネル、そして桜川市が誇る風景
東飯田駅から1.3キロメートルほど走ると、このサイクリングコース一番の桜の名所「雨引休憩所(旧雨引駅)」に着きます。両側のプラットホームに大きな桜があり、ここもトンネル状になっています。八分咲き程度です。

雨引休憩所の桜(八分咲き)=桜川市本木
雨引休憩所から岩瀬休憩所までは4.6キロメートルの最長区間になりますが、ここに楽しみな桜があります。
りんりんロードの両側に山が迫り、桜川市の誇るヤマザクラの風景が現れます。
左手に羽田山のヤマザクラ、右手には御嶽山から雨引山へと続く山肌にヤマザクラが咲き、春の桜川を代表する風景が広がります。こちらも開花が進みました。今週末あたりがピークになると思われます。

羽田山のヤマザクラ

御嶽山、雨引山のヤマザクラ
「岩瀬休憩所」の手前で青空を泳ぐこいのぼりに出合いました。桜サイクリングにこいのぼりもよいものです。

岩瀬休憩所手前の初夏の風景=桜川市犬田
桜に魅了されて
いよいよゴールの「岩瀬休憩所」。残念ながらプラットホームは現存していませんが、満開の桜が待っていてくれました。

岩瀬休憩所の桜(ほぼ満開)=JR水戸線岩瀬駅
岩瀬休憩所までに要した時間は1時間20分。旧駅のソメイヨシノ、そして山肌を彩るヤマザクラに魅了されたお花見サイクリングでした。
お花見サイクリングは4月15日頃まで楽しめます。
この時期はサイクリングを楽しむ人が多く、真壁休憩所、岩瀬休憩所とも駐車場は満車でした。今週末も混雑が予想されますので、満車の場合は真壁高上町駐車場(岩瀬休憩所出発の場合は桜川市岩瀬庁舎)へ駐車することをお勧めします。