初日の出のビュースポットとしても人気のある筑波山(女体山山頂、877メートル)。初日の出を見るためには、つくば市側からケーブルカーやロープウエー(1月1日は午前4時半から運行)を利用して登るのが一般的なルートですが、桜川市からも登れるルートがあります。
筑波高原キャンプ場から筑波山(女体山)へ
桜川市側にある筑波高原キャンプ場(2024年度の営業は終了)からの登山コースで登ると、約1時間で女体山山頂に立つことができます。
ただし、筑波高原キャンプ場入口から駐車場までの約500メートルは道が狭く舗装されていないので、運転に注意が必要です。
また、筑波山ユースホステル跡地からも女体山山頂に1時間ほどで登ることもできます。登山道については下記をご覧ください。
21世紀の幕開け、心に焼き付いたご来光
筆者は21世紀の初日の出を見たくて、2001年1月1日に登頂しました。
女体山山頂はたくさんの人でいっぱいだったので、ケーブルカー山頂駅のある御幸ケ原でご来光を待ちました。
その日は地平線付近に雲が棚引き、その合間から太陽が顔を出しました。霞ケ浦を染めながら昇る太陽は神々しく、雲を赤く照らしました。
この写真を撮ってから四半世紀(25年)が過ぎましたが、今でも心に焼き付いている感動的なシーンでした。
筑波山山頂から日の出が見られるのは、午前6時45分ごろからになります。水戸地方気象台によりますと、2025年元日の天気は晴れ時々曇りで、今のところ初日の出が拝めそうです。
ちなみに関東平野東端の犬吠埼(千葉県銚子市)は午前6時46分頃ですから、筑波山は関東平野で一番早い日の出になります。
関東一早い日の出を見られるのも茨城県とりぷれエリアの魅力のひとつです。
事前準備をしっかりと!
登山する場合は、懐中電灯やヘッドライト等の装備も必要になります。また、気温は相当下がると思われるので、温かい服装で。
当日は、女体山山頂付近は相当混雑することが予想されるため、少なくともロープウエーやケーブルカーが運行される前に登って場所を確保するか、2001年の筆者のように御幸ケ原付近に移動することをお勧めします。
男体山山頂(871メートル)からも見ることができますが、女体山が入るので多少見づらくなります。
皆さまにとって新年が輝かしい一年になりますようお祈りいたします。