茨城県筑西市内、およそ100万平方メートルの広大な敷地に広がる「ザ・ヒロサワ・シティ」は、総合企業グループ「広沢グループ」が運営しており、廣澤美術館、テーマパーク「ユメノバ」、下館ゴルフ倶楽部、宿泊施設など多くの施設があります。4回目は子どもたちに大好評の宇宙船遊具やおもちゃ王国、レストランなどを紹介します!
打ち上げ基地を模した構造
ユメノバの入口から真っすぐ進むと、右側に芝生の広場が見えます。ここは野外公園になっており、中央には巨大な宇宙船遊具が設置されています。
6~12歳まで利用できる宇宙船遊具は、ロケットの打ち上げ基地を模した構造になっています。整備塔のように見えるらせん階段を登り、通路を進むと、その先にはまるでロケットのような遊具。通路を進む子どもたちは、ロケットに乗り込む宇宙飛行士のような気分になれます。
ロケットからは何本も滑り台が設置されています。それぞれ趣向が異なるので、何度も滑りたくなるでしょう。
宇宙船遊具の周囲には、ロケットの実物大模型も展示されており、「宇宙館」と併せて見学することで、子どもたちが宇宙への憧れを持つこと請け合いです。
周辺の芝生でお弁当を食べることも可能です。この日も、地元の保育園児が遊具で遊んだり、シートの上でお弁当を食べたりして、思い思いに楽しんでいました。
五感で木と触れ合う
野外公園の脇にある「おもちゃ王国 あそぼっ!ランド」は特に小さな子どもたちに人気の施設です。中に入るとまず見えるのが「木のおもちゃフェスティバル」。五感で木と触れ合うことで感性を高め、人や自然に対する思いやり優しさを育む教育活動である「木育」の普及を目的に、上質な木のおもちゃが集められています。
無数の木のボールが敷き詰められた「木の球プール」や、木のレールをつなげて遊べる「木製トーマス」など、いずれも木の温もりを感じられる品々です。
その先にあるのは「森のマーケット」や「赤い屋根の大きなお家ふわふわ」、「なりきり森の写真館」などが並ぶ「シルバニアファミリーわくわくフェスタ2024」のコーナーです。
1985(昭和60)年にエポック社から発売された、動物の人形とドールハウスなどのおもちゃシリーズ「シルバニアファミリー」をテーマにした遊具。実際の商品をモデルに実物大で再現され、子どもたちがおもちゃの中で遊ぶことができます。取材の際も、子どもたちの歓声や笑い声が建物の中に響いていました。
サボテン園に意外な物が
「おもちゃ王国 あそぼっ!ランド」の付近にはいくつもの温室があります。「バナナ園」では小ぶりの「三尺バナナ」が育てられていました。完熟したバナナは近隣の幼稚園などに配ったり、園内のレストランなどで「バナナジュース」として販売したりするそうです。
「サボテン園」には、厳しい砂漠の中で生きるサボテンが何本も植えられています。サボテンの間には、不時着したかのように軽飛行機が展示されており、妙にリアル感があります。飛行機好きとしては、どちらがメインの展示なのか迷ってしまいました。
レストランにはあの駅弁も
「ユメノバ」はお弁当を持って行っても楽しいですが、施設内にレストランもあり、軽食をオーダーすることができます。また、駅弁発祥の地と言われる、JR宇都宮駅の「松廼家」の駅弁5種類も販売されており、その場で食べることもできます。
今回は栃木県の名物が詰め込まれた「よくばりスタミナ弁当」を購入し、レストラン内でいただきました。歩き疲れたこともあり、あっという間に完食してしまいました。
「ユメノバ」には、4人が宿泊できるロッジ6棟、少し離れた所にはキャンプ場やドームハウス、車中泊のできるカーステイなどの宿泊施設もあります。1日で回りきれないと思っら、再訪を検討してみてもいいのではないでしょうか。
次回は、「ザ・ヒロサワ・シティ」のもう一つの目玉である「廣澤美術館」を紹介します。
住所:茨城県筑西市徳持
(カーナビで検索する場合は「下館ゴルフ倶楽部」または「0296-20-1111」と入力)
電話:0296-48-7417
営業時間:午前10時~午後5時
休園日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
入場料:大人2500円 高校生・大学生、1000円
中学生700円 小学生500円
10名を超える団体での利用の際は事前に連絡をお願いします
ホームページ:https://www.shimodate.jp/index.html
宿泊予約:
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キャンプ場
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